【MY STORY】きゃりーぱみゅぱみゅが大好き!東京モデルライフを実現したセファ・リナ

MY STORY

大好きな東京での生活を楽しみながら、
モデルとして成長していきたい!

カナダ出身のモデル、セファ・リナさんは、透明感のある肌や瞳が印象的。現在はファッションショーやイベントなど多方面で活躍中です。東京でモデル活動をすることを長年夢見ていたそうで、今は夢が叶って充実した日々を送っています。来日のきっかけ、日本の楽しみ方や驚いたこと、東京でのライフスタイル、そしてこれからの夢などを伺いました。

日本への思いが膨らみ続けた10代

日本のポップカルチャーが好きな一家に生まれた私は、物心ついた時から日本の音楽やアニメに囲まれて育ちました。特に父は、浜崎あゆみや宇多田ヒカルなどの日本のJ-POPが大好き。一緒にアニメやテレビを見て、歌手や声優の声にとても惹かれたのを覚えています。言葉の意味は分からなかったけれど、とにかく素敵でカッコよかったんです。

10代になって、語学学校が主催する日本への一ヵ月留学プログラムに申し込みました。一ヵ月間、いろいろなところに行ってショッピングをしたり、美味しいものを食べたりしているうちに、あっという間に東京が大好きに!初めて訪れる場所がとても楽しくて、しかもとても大きな街なのに、快適に過ごせることに驚きました。その時、「将来は絶対ここに住みたい!」と思い、その夢に向けて勉強も仕事も全力で頑張ろうと決心したんです。

大好きな東京でモデル活動をしたい

小さい頃は女優になりたくて、演技のレッスンをたくさん受けていました。10代後半になってからモデルの仕事を始めたのですが、きっかけは、メイクアップアーティストである姉から撮影の代役を頼まれたこと。ある日、姉から「モデルが急に撮影に来られなくなってしまったから、代役になってくれない?」と電話があったんです。その時はなんとなく引き受けたのですが、撮影後にフォトグラファーがとても誉めてくれて、その次の週の撮影もお願いされたんです。それでテストシュートを続けることにして、最終的にはトロントの事務所にスカウトされました。

日本に住みたいと思うようになってからは、東京でもモデルを続ける方法をインターネットで調べて、外国人のためのモデル事務所があることを知りました。「住みたい場所と夢が同時に叶う方法があるんだ!」と思って、嬉しくてすぐに飛び込んでしまいました(笑)

普段できない体験や出会いを楽しんでいます

日本で印象に残っている仕事は、高級シャンパンブランド「G.H. Mumm」のイベント。会場でシャンパンタワーを注いだ時は、こぼしてしまうんじゃないかと怖かったのですが、とても楽しい思い出です。キャビアも食べられたので!モデルの仕事は、普段は珍しい衣装を着れたり、貴重な体験ができたり、面白い人たちと出会えるので本当に楽しいです。

今後やってみたいことを挙げれば、私はファッションが大好きなので、好きな日本人デザイナーのスチール撮影や、ランウェイのお仕事のチャンスがあったらぜひチャレンジしてみたいです。インスパイアされたデザイナーはMikio SakabeとJenny FaxのJen Fang Shueh。 Angelic PrettyやBaby The Stars Shine Brightといったファッションブランドも大好きなので、ここに挙げたデザイナーさんたちは日本の個性的なファッションの象徴だと思います。個人的にもっとファンが増えてほしいですし、一緒に仕事してファン拡大に貢献できたら、もっと嬉しいですね。

大切なのは相手を尊重すること

日本でのモデル活動で大事にしているのは、礼儀正しさを忘れないこと!マナーを守って、人を尊重することがとても大切だと思います。特にエンターテインメント業界では、つまらなそうにしていたり、気難しそうに見えたりしたら、一緒に働きたいと思ってもらえませんよね。

もう一つ大事なのは、モデルの仕事は、「自分が中心ではない」ということをきちんと心に留めておくこと。一見華やかな世界に見えるけれど、モデルがやるべきことはクライアントが求めていることに応えることであって、自分の希望を叶える場所ではありません。それはつまり、自分が思うこととは全く別の人になれたり、新しいことに挑戦できたりするということ。そのことを理解していれば、どんな仕事も面白く感じられると思います。

世界一(!?)お気に入りのレストラン

しっかり仕事に向き合うためには、プライベートもしっかり楽しまなくちゃいけないですよね。私が大好きな場所は、東京の代々木八幡の近くにある、「グルテンフリーカフェ・リトルバード」という小さなレストラン。全世界の中でも特にお気に入りです!私はグルテン(小麦、大麦、ライ麦)を含む食べ物が食べられないので、食生活に苦労しているのですが、このレストランでは安心して何でも食べられて、しかもすごく美味しいんです。お店のシェフとオーナーはとてもフレンドリーで、情熱を持って仕事をしているのが伝わってきます。おすすめのメニューはライスリングという、カスタードとアイスクリームとフルーツが入ったクレープロール。考えるだけでお腹が減ってきました(笑)。

日本の文化や考え方って独特で面白い

日本のレストランで不思議に思っているのが、どんな料理にもコーンとマヨネーズを使っていること。ピザ、サンドウィッチ、サラダなど、いろんな料理に入っていませんか?あと、食事とは関係ないのですが、日本に来て驚いたことは、日本の方からよく「鼻が高い」と言われこと!カナダには鼻についてそんなふうに表現することはありません。だからそれが誉め言葉だと分かったときはビックリしました。たまに鼻を触られそうになりますが、なんだかおかしくて笑ってしまいます。

感謝の気持ちを忘れずに、次の夢へ

日本に住んでモデルの仕事を続けることは、私にとって長年の夢でした。それが達成できた今、毎日がとても充実しています。ここで経験したことすべてに感謝しています。そして、夢が次にどんなところへ連れて行ってくれるのかワクワクしています。例えば、古着屋さんを開いて、地元のデザイナーやアーティストが作ったハンドメイドの商品を揃えて売るのも、やってみたいことの一つです。東京できれいにデコレーションされたお店を見ると、すごくインスピレーションが湧いてくるんです。でも今は、シンプルに日本での生活を楽しみたいという気持ちも大きいですね。

(TEXT:Sefa Rina/TRANSLATION:Megumi Kutsuzawa/EDITOR:Write Design )

セファ・リナ/Sefa Rina
日本が生み出す『個性』にインスパイアされたカナダ出身のモデル
所属事務所プロフィール

Ohayo Quest  [Summer in Japan // How To Survive!]