日本はルールの国? 自転車にも登録が必要よ!【教えて! ママ・アミア!】

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日本に住んでいるすべての外国人に贈る! 頑張っているあなたに、ママ・アミアのあったかくて、ときに厳しい、日本で生き抜くためのサバイバルコラム。メンタルのケアから、ゴミの出し方まで!? 寂しくなったらいつでもここに帰ってきてね!(もちろん日本人だって大歓迎!)
今回は自転車についてのお話です!

日本はルールの国!

ルールの写真

今日はちょっと難しい話をするわよ。お説教じゃないの。ただ一度は言っておかなきゃいけない話なの。

私たちは日本人でもない。ここは私たちの国でもない。でも、この国で生活をしている以上、日本は「ルールの国」であることを認めないといけないよ。
大きなルール、小さいルール、会社のルール、学校のルール、社会のルール、文化のルール。キリないわよね。そのうえ、知ってて当たり前って思われるから、知らないと怒られる。
例えばよ? 警察官に「知らなかった」と言って通じると思ったら大間違い。日本の警察って、そこまで優しいわけじゃないしね。

これからいろんなルールについて教えるけど、今日はひとつのことを取り上げるね。
それは自転車の話。ポイントはここ。あなたの自転車は、防犯登録をしないといけないの。

自転車には防犯登録が必要

自転車の写真

私は自転車を持っていないから、これは友達から聞いたり、調べたりした情報。詳しく知りたかったらネットに情報があるから検索してみて。ほんとうにわからなければ、近くの交番に行くのがベスト。「自転車を登録するにはどうすればいいですか?」って、礼儀正しく聞いてみて。

新品で買う場合は、お店で手続きをしてくれるから楽だよ。代行手数料が必要な場合もあるけど、一番の近道。
友達から譲ってもらったとか、中古の自転車を買った場合は、「この自転車さんは、○○さんに売りました」という証明書を書いて、先に登録を抹消しないといけない。そして譲り受けたら、改めて登録する。

これをしないで、警察に声をかけられたとか、事故ったとか、盗まれたとなると、けっこうな問題。知らないとか、時間がなかったとか、そんな理由は通用しないわよ。だってここはルールの国だもの。やらなきゃダメなの。
「そんなのアンフェア」? そうかもね。いや、そうじゃないかも。ライフ イズ アンフェアだよ。大人になるとこれは当たり前。これがルールなんだと認めて、ちゃんとやるべきことはやって、そこから普通に生きていく。これがベスト。戦っても無駄。

自転車の登録方法は住む場所によって変わる

防犯登録について知っておかなきゃいけないのは、県、市、区によって違うということ。
とりあえず必要なのは、あなたの身分証明書、自転車の製造会社、タイヤのサイズ、色、自転車のタイプ、あなたとの友達の情報。そしてお金。約600円くらい。

ほんとうに迷ったら警察署に行って相談するのが一番簡単で正しいかもよ。面倒くさいとか、バカみたいとか思っていても、一度やっちゃって済ましたほうがよっぽど安心するし、ルールである以上「やりたくない」っていうのはナシだしね。

歩道や駐輪禁止エリアに駐めたら撤去!

駐輪禁止のサイン

そう、あと、駐輪禁止のところに駐めて、「ない!」ってなった場合、保管所に行ってお金を支払わないと返してもらえない。駐輪禁止って書いてなくても、歩道は駐輪禁止と思ったほうがいいわよ。

最後にママっぽいアドバイス。ヘルメットを被るのも被らないのも、あなたの自由。でも道路や車みたいなカチカチの硬いものに、大事な脳みそが入っている頭をぶつけて人生を台無しにするよりかは、被ったほうがマシだと思うのよね。

賢く、安全運転、ヘルメット。そしてちゃんと防犯登録する。ヘルメットはともかく、登録だけはしてね!

ママ・アミア(MAMA AMIA)

料理人・タレント。日本育ちのアメリカ人。18歳で渡米、通訳やコンサルティング業に従事する。2011年、東日本大震災を受けて退職し、陸前高田市にてボランティアを開始。7年にわたり数々のメディアを通して世界に被災地の情報発信を続ける。2014年には岩手県知事から表彰、2018年には在サンフランシスコ日本総領事館から総領事表彰を授与された。
別名「Pie Queen」。ハードなボランティア活動で心が疲弊していたある日、故郷の食べ物——バターと砂糖が焼けるパイの香りに癒やされることに気づき、パイの販売を始める。2019年より「ママ・アミア」の名で活動開始。日本在住外国人のママとして元気を発信中。相撲が大好き。
所属事務所Profile

Food consultant/Talent. American born and raised in Japan. Returned to the US at age 18 for university, and continued on as an interpreter and US-Japan consultant. Came back to Japan in 2011 to volunteer in the aftermath of the Tohoku disaster and stayed on in Rikuzentakata (Iwate Prefecture) for seven years. Raised funds, liaised with major international media outlets for coverage of the city and region. One of the primary sources of information on the disaster region for foreigners. Recognized and awared by the Governor of Iwate in 2014 and the Consul General of the Japanese Consulate of San Francisco in 2018 for the work and dedication to promoting awareness. Also known as the PieQueen. Found the scent of baked goods was both food for the soul as well as emotionally therapeutic, she began a business selling American-style pies. Working as Mama Amia as of 2019 promoting cooking and baking using traditional Japanese ingredients and offering advice to foreigners in Japan as "your mother in Tokyo". Big fan of sumo.