「グレース椿宮の開運ゲン担ぎ」にようこそ!
皆さん、いかがお過ごしですか? 日本では、毎年6月~7月の梅雨が明けると本格的な夏を迎えます。学校では夏休みが始まり、海開きや花火大会、お盆などの行事が続き、とてもにぎやかな時期です。
今回は、そんな今の時期にぴったりな「お盆」と「夏」にまつわるゲン担ぎのご紹介です!
「お盆」と「夏」にまつわるゲン担ぎ
1.「お盆に引越しをするな!」というゲン担ぎ
「お盆」とは、もともと、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」というご先祖様や故人を偲んで供養する行事が由来といわれています。古くからアジアの一部や日本で、7月13日または8月13日からの4日間が「お盆」の期間になります。日本では、この期間がお盆休みになる会社も多いですね。
お盆休みは、まとまった休暇になるため、引っ越しを予定する人も少なくありません。その一方で、お盆は「ご先祖様や故人を供養する」期間なので、引っ越しなど新しいことを始めるのは良くないともいわれています。
しかし、お盆休みに引っ越しをご予定の方は、どうぞご安心ください!
これは、ご先祖様や故人との縁を起こすことを優先する意味で、日本人のご先祖様や故人を大切にする意識のあらわれです。この期間に引っ越しをしたからといって、悪いことが起きるわけではありません。
2.「お墓参り」はゲン担ぎ?
お盆休みに故郷に帰って、ご先祖様や故人の精霊をお迎えし、普段行けないお墓参りに出向く人も多いのではないでしょうか。最近では「お墓参りがゲン担ぎになる」という話も聞きますが、お墓参りは、ご先祖様や故人に感謝と敬意をあらわす行動です。よって、ゲン担ぎとは違います。
しかし、「環境」や「運勢」は、ご先祖様から引き継いでいるもの。そういった意味では、目に見えない環境を整える機会となるため、今後のスムーズな流れができるかもしれません!
3.ゲン担ぎに「茄子」を食べる?
現代ではハウス栽培が盛んになり、季節の野菜や果物は一年中作られるようになりましたが、本来、旬の食物は、その土地の気候に身体を合わせられるようにできています。ですので、その時期に旬の食物を摂ることは理想的ですね。
日本の6月~9月の旬の野菜に「茄子(なす)」があります。「物事を成す(なす)」、「子や物事を生す(なす)」など、とても良い意味を持つ同じ発音の日本語になぞらえて、ゲン担ぎに茄子を食べることもあります。
美味しくて身体の環境まで整えてくれる茄子は、日本ではお漬物や田楽などの食べ方があります。他にもパスタなどの西洋料理、麻婆茄子などの中華料理にもよく使われるので、茄子を使ったいろいろな料理でゲン担ぎするのもオススメです!
4.お神輿を担いでゲン担ぎ!
夏から秋にかけて、日本は各地の「お祭り」シーズン。そして「お祭り」のメインイベントは、町中や地域を通過するお神輿! お神輿は「神様の乗り物」で、普段は神社に鎮座している神様が一時的に神社から出るために乗られるものです。
日本は、自然のものすべてに神が宿っている「八百の万の神」という考え方があります。全国の神社に祀られている神様も、それぞれの地域で違う神様になります。
お祭りでお神輿を担ぐ意味に細かな違いはありますが、基本的には、どのお神輿であっても、地域の厄災祓いや浄化をおこなったり、豊穣祈願の意味があります。また、お神輿を担いでいる人たちが、お神輿を高く持ち上げたり、大きく揺らしたり、大きな掛け声をかけているのは、神様の力をより高めるためともいわれています。
とても縁起の良いことなので、お神輿を担ぐ機会があれば、ぜひ経験していただきたいと思います。担ぐのはちょっと難しいな……という方は、日本の三大祭り(京都市八坂神社の祇園祭、大阪市大阪天満宮の天神祭、東京都神田明神の神田祭)や、各地の有名なお祭りに足を運び、お神輿とゲン担ぎの“気”に触れてみてはいかがでしょうか。
5.心がけのゲン担ぎ!
「グレース椿宮の開運ゲン担ぎ」の初回では、ゲン担ぎとは、物事や人との良い縁を起こすために環境を整え、気持ちを支えることとお伝えしました。ゲン担ぎには、大事な物事の前に行うこともあれば、毎日続けることもあります。その中で一番大事なことは、なんと言っても心がけ。これは誰でも出来るゲン担ぎなのです。
例えば、この時期で心がけたいことは、除湿。
湿気を多く吸収する紙類は邪気まで吸収してしまうので、必要な書類などはファイルやケースに入れ、段ボールは畳んで、ゴミ収集の日まで玄関以外のところにまとめておきましょう。また、濡れた傘は乾くまで家の中に入れないことも大事です。
布物は湿気だけではなく埃も多く吸収するので、いつもより洗濯と乾燥を心がけ、洗濯が難しいカーペットは、粘着式カーペットクリーナー(通称コロコロ)と掃除機の組み合わせで掃除しましょう。
冷房を効かせるためにドアを閉め切ると、その部屋も家全体も気が滞ってしまうので、通気を心がけることで家全体の気が整いますね。トイレや洗面所、お風呂場は、一秒でも長く換気するだけでも少しスッキリします。
季節や気候に合わせて、環境や気を整えるように心がける努力こそが、最大のゲン担ぎかもしれませんね!
「お盆」と「夏」にまつわるゲン担ぎ5つをご紹介しましたが、今回のように、季節や行事に合わせたゲン担ぎもご紹介していきますね。それでは、次回もお楽しみに!