日本で災害に備えるには?外国人のための防災ガイド【保存版】

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日本では、毎年9月が「防災月間」とされています。地震や台風などの自然災害が多い日本では、いざという時のために備えを見直す大切な時期です。

株式会社フリー・ウエイブでは、所属する外国籍スタッフやタレントの皆さんが日本で安心して生活できるよう、防災に関するDMをお送りして防災意識の共有を行っています。長く日本に住んでいる外国籍の、初めて日本で暮らす方も、この機会にぜひご自身の防災対策を確認してみてください。

避難場所と備蓄の考え方

大規模災害が発生すると、道路やライフライン(電気・水道・ガス)が寸断され、救助や支援物資が届くまでおよそ3日(72時間)かかることがあります。
そのため、最低3日分、できれば1週間分の備蓄を用意しておくのが安心です。

日本ではこのような非常時に備えて「防災バッグ」を準備しておく習慣があります。
以下のリストを参考にしながら、ご家庭の状況に合わせて内容を整えてみましょう。

必需品リスト
  • 飲料水(1人1日3リットルが目安)
  • 非常食(レトルト、缶詰、栄養補助食品など3日分以上)
  • 携帯トイレ(3日分以上)
  • 懐中電灯と予備電池
  • モバイルバッテリー(充電ケーブルも一緒に)
  • 救急セット・常備薬
  • 現金、身分証明書や健康保険証のコピー
  • アルミブランケット(保温シート)
  • マスク、消毒液、衛生用品
  • ホイッスル(助けを呼ぶため)
  • 携帯ラジオ(電池式または手回し式)
あると便利なもの
  • 下着、衣類、防寒具、雨具
  • 軍手、タオル、ウェットティッシュ
  • 使い捨てカイロ
  • ブルーシートやビニール袋(ごみ・トイレ・防水用)
  • 水のいらないシャンプーや歯みがき用品
  • チョコレートやキャンディなどの嗜好品
  • ノートとペン
  • 予備のメガネやコンタクト用品
  • 乳幼児、高齢者、ペットのための特別なアイテム

食事制限(ハラール、ベジタリアン、アレルギー対応)にも注意しましょう。

防災のコツ

・パスポートや在留カードのコピー、現金(コイン)を防災バッグに入れておく
→もし自宅から離れた場所への避難が必要になった場合は、必ず身分証明書となる大事な書類も持っていくようにしましょう。また、何かを購入する際、電子決済やクレジットカードが使えない可能性を考慮して、お札や硬貨も用意しておくと良いでしょう。あまりにも高額な現金を持ち歩くのはトラブルになる可能性もあるので、少額で収めておきましょう。

・家族や友人と連絡手段(電話、LINE、WhatsAppなど)を事前に決めておく
→大きな災害が起きた場合、通信障害等で連絡用のアプリが使えなかったり、スマートフォンでの通話ができない可能性があります。もしもの時に備えて、事前に避難場所を決めておいたり、街の公衆電話で電話をかけて使い方に慣れておくと安心です。

・多言語対応の防災アプリをダウンロードして、リアルタイム情報を受け取れるようにする
→テレビやラジオで流れる災害情報は日本語で放送されます。日本語に慣れていない場合でも正しい情報をキャッチできるように、事前に多言語対応の防災アプリをダウンロードしておくことをおすすめすます。役に立つサイト等は、下記のリンク集をぜひ参考にしてみてください。

役に立つサイトリンク

まとめ

災害はいつ起こるかわかりません。
「今は大丈夫」と思っていても、いざという時の準備が自分と大切な人を守ります。

まずは毎年9月に防災バッグの中身を見直し、避難経路を確認してみましょう。
“Stay safe, stay prepared.” — 安全のための一歩を、今日から始めてください。

株式会社フリー・ウエイブは、国内外を問わずすべての所属タレントの方が安心して活動できる環境づくりを目指しています。防災に関する発信を継続すると共に、安全で快適な生活のサポートをしてまいります。